物憂げに空に浮かぶは夜半の月 心に浮かぶは君の面影
照滴071
本文
物憂げに空に浮かぶは夜半の月 心に浮かぶは君の面影
形式
#短歌
カテゴリ
#6.情愛・人間関係
ラベル
#月 #夜 #恋愛
キーワード
#夜半の月 #君の面影 #物憂げ #心象 #恋心
要点
夜半の月を眺めつつ、心には愛しい人の面影が浮かぶ。
現代語訳
物憂げに空に浮かぶ夜半の月。私の心に浮かぶのは、君の面影。
注釈
月:古典的に思慕・寂寥の象徴
面影:愛情の対象としての心象
解説
自然の景色と心の情愛を重ね、物憂げな感情を表現。
深掘り_嵯峨
孤独な情景と内面の情愛が呼応する歌です。「物憂げに」浮かぶ「夜半の月」という外界の寂しい様子と、心に浮かぶ「君の面影」という内面の孤独な対象が重ねられています。月が雲に覆われているように、面影もまた不確かな存在であり、満たされない恋の寂しさと物憂い倦怠感が漂っています。